枯れた花びら、木の葉や枝。
放っておけば自然に土に帰っていくであろうものたち。
静かで、清らかで、優しさに満ちていて、
何よりその佇まいにはうらやましいばかりの潔さを感じます。
そんな大好きなものたちと向かい合っているうちに出来上がったのがこの作品です。
よくアイデアはどこから生まれたのかと聞かれますが、そんなものはどこにもありません。
ただ無心で彼らと遊んでいただけです。
陽が昇るときの輝きはもちろん美しいですが、
それとは真逆にある、夕暮れが夜に変わる直前のグリーンフラッシュのような美しさが
枝から手を離した一枚の落ち葉にも宿っていると自分は感じます。
使用素材:木材(パイン材)、葉っぱ(ユズリハ、マテバシイ、タブノキ、柿、デコポン、ニッケイ、アカガシ、サカキ)
ドライフラワー(アジサイ)、名前もわからない植物など